2017年06月23日

危機管理トレーニング

こんにちは、へっぽこ妻です。
最近、夫の人の膝の具合が悪かったり、私がオペを控えている身だったりすることからあまり訓練に参加することができていません。
そのことがものすごく残念でならないのですが・・・ふと、ある本の二冊目が出版されていることに気づきました。
「危機管理トレーニング2」です。
危機管理トレーニング


Amazonさんで取り扱いがあります。
「元戦術機動部隊員に学ぶ危機管理トレーニング2」です。

1冊目に出たものも持っているのですが、それに比べて内容がより具体的に、かつ身近なものになりました。
簡単に説明すると1の「元戦術機動隊員に学ぶ危機管理トレーニング」では主に「事故や自然災害から身を守り生き延びる」というのがテーマになっており、例えば車の中に閉じ込められた時は小銭を使って脱出する方法とか、やむなく取っ組み合いになってしまった場合の弱点の攻め方(CQC的な講座)、高層マンションに取り残された際のラペリング技術で脱出する方法、銃の奪い方や構え方、ガムテープやハンドカフからの脱出の仕方、身近にある物を使用しての攻撃の仕方などが細かにかかれていました。 
しかし、もちろん銃の構え方などももちん大切ですし、つい先日外国の高層マンションで起こった火災でたくさんの方が亡くなったことから、ラペリングの技術も覚えておいて損はないと思います。
ただ、最初に出た方は、攻撃等の仕方については詳しかったのですが、あまり日常では考えにくいシチュエーションも多かったので特に田村装備開発さんでの訓練に出たことがない一般の方が購入した場合、若干わかりづらいというか、ピンとこないこともあったように思います。
またラぺリングなどは機材一式持ち歩いている方なら出先で火災に巻き込まれ・・という場合に使えますが、そうでなければ「高層マンションに住んでいない」などごく一部の人のための技術説明のような感じがありました。
Amazonのレビューでも「RBT、護身術、ラペリングであり、それが必要な人にとっては分かりやすくまとめられていますが、必要のない人にとっては現実味のない内容です。
特に、銃器に関しては、日常生活で、このような場面に会うことはまずないでしょう。」という評価もあり、一理あるなぁという感じを持ちました。

それを踏まえて書かれたのが第二作です。
「危機管理トレーニング2」ではググッと一般の方向けにわかりやすいシチュエーション盛りだくさんになっていました。
オリンピック開催も決まった今後、日本ではテロの脅威がぐっと増すと思われます。
また、海外旅行する方も増えていて、旅行先で事故に巻き込まれることも想定されます。
それらを考慮して、今回の本にはまずは日常に潜む犯罪を見抜く、避ける、最悪の場合は抵抗するという感じで導入部分が作られています。
ひったくりや誘拐などを想定していて、実際に階段などで狙われた場合、身近にあるものを使って抵抗する。
車に無理やり連れ込まれそうになったとき、その車のある部分を利用して抵抗するなど、女性の護身にも大変役だつ内容になっています。
身近なものでつくる防弾チョッキ、簡易防災ずきんの作り方、火災発生時の煙に対応する簡易ガスマスクの作り方など、本当にその辺にあるもので作ることが出来る方法が記載してあり、覚えておいて損は絶対にないと断言できます。
ペットボトルなど身近なもので身を守る方法、昔行われた地下鉄での毒ガステロのような想定で、化学剤の種類や特性など説明もあります。
また通学途中に襲われたり、拉致されそうになったときの対処法、いじめを受けた場合の対処、おやじ狩りにあったときの対処法など、ある程度の年齢のお子さんから、お父さん世代まで広く勉強になる一冊です。
拉致・誘拐などは若い女性にも多発していますし、ひったくりなども多いので女性にも必要性のある内容です。
一家に一冊あっても良いと思います。
あとは海外旅行先でテロに巻き込まれた場合の対処、バスや映画館など狭い空間で行われるテロ対策、自爆テロなどかなり今後慎重に真剣に考えておかなければいけないことや、財布をすられそうになったときの対処などホントに身近でありえそうなシチュエーションも多く掲載されています。
あと、飲食店でバイトしている時に強盗がやって来た場合の対処法、銀行強盗と遭遇した場合、痴漢にあった場合などなど。
最初の1巻目に比べてぐっと身近に、一般の方にも起こり得るシチュエーション例がたくさんあって、本当にわかりやすく、勉強になりました。
これはいいと思います。
できれば1、2巻ともに揃えていただきたいところですが、最低限2巻は持っていても良いと思います。
特にご家族がいる方。
お子さんがいじめにあっているかも、娘さんが痴漢や誘拐に合うかも、お父さんがおやじ狩りやスリにあうかも・・・
そんな可能性が否定できない以上、参考にする価値は十分にあります。
あと、日本になじみすぎていて海外の怖さを知らない方が海外旅行をする前に、ぜひご一読いただきたいものです。

こんな本はなかなかないので、ぜひ、一家に一冊携帯しておくとよいかもしれません(o^-^o)
うち??うちはもちろん、どちらもありますよ(*^ー゚)b グッ




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Posted by 咲良レイ  at 12:00 │Comments(0)RBT(田村装備開発)

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