2018年04月16日
何のためにタクトレやるの?
こんにちは、へっぽこ妻です。
二か月の実弾射撃留学・・・もとい、語学留学から戻ってきました。
今回も平日は英語漬け、週末はシューティングの日々・・・・
かと思いきや!!
週末2回、シューティングをお休みしてダイビングのライセンス取ってきました。
でもダイビングがものすごーーーーく好き、とか、そういう仕事に就きたいとかではない。
何事も経験、みたいな感じでやってみました。
こういう話しをすると(特にタクトレ関係や警護関係の訓練のとき)「何故、そういうことに興味を持たれてるんですか?」と聞かれることがあります。
たぶん、見た目的にも年齢的にも「今からその手の仕事に就きたいから、という感じではなさそうだしなぁ」と思われているのだと思うのですが、その通りです。
今の歳でタクトレや実弾射撃をやって、その関係の仕事をしようと思っているわけではありません(そりゃ、チャンスがあるならばありがたいけど!)。
ダイビングも、ラペリングもしかり。
それができたから何かの仕事に役に立つのかと聞かれたら、否です。
少なくとも私の人生で、それらを仕事の役に生かすこと、資格として活用することはないでしょう。
ではなぜやるのか。
楽しいから。
ですね。
知らないことを知るのは面白い。
この場合の「知らないこと」というのは、射撃やタクティカルのテクニックのこと以外でもたくさんあります。
前にスキューバの話を書いた時にも言ったけど「自分の身体の使い方」や「心の動静方法」など。
これらを知ることは、仕事に役に立つか立たないか以前の問題で、自分自身が生きていく上で必要なことだと思います。
何かが起こったとき、パニックに陥って危ない行動をとってしまうのか、それとも普段イメトレが出来ていてこういう時にはこうしようとマインドセットができるのか。
私にとってラペリングもスキューバダイビングも、楽しいだけのものではないし趣味でもありません。
高所からロープ一本だけで降下するのが好き、とか、海の中で頼りない酸素ボンベだけ背負って潜るのが好きとか・・・
そんなドエムな、自虐的な趣味はありません。
もちろん、できれば楽しいとは思うけども(笑)
でもこういうことを学ぶ前の自分と今の自分を比べると、年齢は上がり身体能力も衰えてきてはいるものの格段に色々な場面での選択肢が増えたし、視野が広くなったと思えます。
何もしらないで生きていた時は、たとえすごく近くで発砲音がしてもただおろおろと立ち尽くしていたでしょう。
ナイフを振り回している人が街中にいたら、なるべく近づかないで必死で逃げたでしょう。
ハイジャックやバスジャックに遭遇したとき、何もできずただ言いなりになってふるえていたでしょう。
そして何もできないまま、ただ一方的に命を奪われていたかもしれません。
でも、今は違うと思います。
タクトレやったから、護身術ができるから、とかそんなことじゃないです。
戦わないですむならそれが一番、もちろん、ダッシュで逃げます。
でもダッシュで逃げる時に、パニック状態だったらそもそも走って逃げるという選択肢を選べないかもしれないし、安全な方向がどちらか、どのような態勢が一番逃げやすく見つかりづらいのか、など考える余裕は全くないかもしれません。
この時、パニックに陥った心をなるべく短期間で通常状態に戻し、思考力を停止させない、フル回転させる方法をタクトレや実弾射撃、ラペリングやスキューバダイビングで学んでいます。
危険・パニック・マインドセットというのはどのシチュエーションにも共通していることではありますが、様々な場面を想定・もしくは実際にその場面に遭遇(ラペで高所にいたり、スキューバで海の中にいたり)した時に初めてわかることもたくさんあります。
なので、できるだけ色々な経験を積むことが大切なんだなぁと感じています。
日本は安全で、発砲事件なんてめったに起こらないし、バスジャックもハイジャックもめったに起こらない。
でも「絶対に」とは言い切れない。
いつだって、何かのために心と身体をセットしておくことは大事なことなんだと思います。
というわけで今回も海外で様々なことを学んできました。
帰国後は、田村装備開発さんで再び訓練に明け暮れる日々を送りたいと思っています。
今回の収穫はものすごくでっかくて、なんとフィリピンのシューティングコンペに参加できたことです。
基本的にはライセンスがないと参加できないコンペだったし、私が出たときのは「警察官オンリー」という条件があったにもかかわらず、私達の射撃トレーナーが警察官でかつ同僚にも顔が効く人だったため、しれっと参加させていただくことができました。
しかも!!警察官オンリーコンペのとき、女性の部とはいえ2位のメダルをいただいてしまった!!

途中でジャムって、簡単に排莢できず審判にストップかけられて悔しい思いをしたにもかかわらず・・・
嬉しいです☆^(o≧▽゚)o
SWATの人とかもいて「これはなんちゃってTシャツじゃないんだなぁ」とおかしなことを思いながら(だって海外でよくこういうなんちゃってロゴのやつ売ってるし^^;)

コンペでもそれ以外のトレーニングでも色々教えてもらいました。
精度も上がったと思うけど、それ以上に得たものはものすごく大きくて・・・
今それを上手く言葉にすることができないのがもどかしいです。
また上手く整理できる日がきたら、改めて書きたいと思います。
最後に、私の師匠。


「君はスピードはないけど、落ち着いて行けばすごく正確な射撃ができるのだから、焦らず丁寧に」
と言いつつ、その次には「走って!リロード、早く!」とか言ってくる人ですが(笑)
おかげで射撃精度が上がったと思います。
感謝、感謝です!!(o^-^o)
二か月の実弾射撃留学・・・もとい、語学留学から戻ってきました。
今回も平日は英語漬け、週末はシューティングの日々・・・・
かと思いきや!!
週末2回、シューティングをお休みしてダイビングのライセンス取ってきました。
でもダイビングがものすごーーーーく好き、とか、そういう仕事に就きたいとかではない。
何事も経験、みたいな感じでやってみました。
こういう話しをすると(特にタクトレ関係や警護関係の訓練のとき)「何故、そういうことに興味を持たれてるんですか?」と聞かれることがあります。
たぶん、見た目的にも年齢的にも「今からその手の仕事に就きたいから、という感じではなさそうだしなぁ」と思われているのだと思うのですが、その通りです。
今の歳でタクトレや実弾射撃をやって、その関係の仕事をしようと思っているわけではありません(そりゃ、チャンスがあるならばありがたいけど!)。
ダイビングも、ラペリングもしかり。
それができたから何かの仕事に役に立つのかと聞かれたら、否です。
少なくとも私の人生で、それらを仕事の役に生かすこと、資格として活用することはないでしょう。
ではなぜやるのか。
楽しいから。
ですね。
知らないことを知るのは面白い。
この場合の「知らないこと」というのは、射撃やタクティカルのテクニックのこと以外でもたくさんあります。
前にスキューバの話を書いた時にも言ったけど「自分の身体の使い方」や「心の動静方法」など。
これらを知ることは、仕事に役に立つか立たないか以前の問題で、自分自身が生きていく上で必要なことだと思います。
何かが起こったとき、パニックに陥って危ない行動をとってしまうのか、それとも普段イメトレが出来ていてこういう時にはこうしようとマインドセットができるのか。
私にとってラペリングもスキューバダイビングも、楽しいだけのものではないし趣味でもありません。
高所からロープ一本だけで降下するのが好き、とか、海の中で頼りない酸素ボンベだけ背負って潜るのが好きとか・・・
そんなドエムな、自虐的な趣味はありません。
もちろん、できれば楽しいとは思うけども(笑)
でもこういうことを学ぶ前の自分と今の自分を比べると、年齢は上がり身体能力も衰えてきてはいるものの格段に色々な場面での選択肢が増えたし、視野が広くなったと思えます。
何もしらないで生きていた時は、たとえすごく近くで発砲音がしてもただおろおろと立ち尽くしていたでしょう。
ナイフを振り回している人が街中にいたら、なるべく近づかないで必死で逃げたでしょう。
ハイジャックやバスジャックに遭遇したとき、何もできずただ言いなりになってふるえていたでしょう。
そして何もできないまま、ただ一方的に命を奪われていたかもしれません。
でも、今は違うと思います。
タクトレやったから、護身術ができるから、とかそんなことじゃないです。
戦わないですむならそれが一番、もちろん、ダッシュで逃げます。
でもダッシュで逃げる時に、パニック状態だったらそもそも走って逃げるという選択肢を選べないかもしれないし、安全な方向がどちらか、どのような態勢が一番逃げやすく見つかりづらいのか、など考える余裕は全くないかもしれません。
この時、パニックに陥った心をなるべく短期間で通常状態に戻し、思考力を停止させない、フル回転させる方法をタクトレや実弾射撃、ラペリングやスキューバダイビングで学んでいます。
危険・パニック・マインドセットというのはどのシチュエーションにも共通していることではありますが、様々な場面を想定・もしくは実際にその場面に遭遇(ラペで高所にいたり、スキューバで海の中にいたり)した時に初めてわかることもたくさんあります。
なので、できるだけ色々な経験を積むことが大切なんだなぁと感じています。
日本は安全で、発砲事件なんてめったに起こらないし、バスジャックもハイジャックもめったに起こらない。
でも「絶対に」とは言い切れない。
いつだって、何かのために心と身体をセットしておくことは大事なことなんだと思います。
というわけで今回も海外で様々なことを学んできました。
帰国後は、田村装備開発さんで再び訓練に明け暮れる日々を送りたいと思っています。
今回の収穫はものすごくでっかくて、なんとフィリピンのシューティングコンペに参加できたことです。
基本的にはライセンスがないと参加できないコンペだったし、私が出たときのは「警察官オンリー」という条件があったにもかかわらず、私達の射撃トレーナーが警察官でかつ同僚にも顔が効く人だったため、しれっと参加させていただくことができました。
しかも!!警察官オンリーコンペのとき、女性の部とはいえ2位のメダルをいただいてしまった!!

途中でジャムって、簡単に排莢できず審判にストップかけられて悔しい思いをしたにもかかわらず・・・
嬉しいです☆^(o≧▽゚)o
SWATの人とかもいて「これはなんちゃってTシャツじゃないんだなぁ」とおかしなことを思いながら(だって海外でよくこういうなんちゃってロゴのやつ売ってるし^^;)

コンペでもそれ以外のトレーニングでも色々教えてもらいました。
精度も上がったと思うけど、それ以上に得たものはものすごく大きくて・・・
今それを上手く言葉にすることができないのがもどかしいです。
また上手く整理できる日がきたら、改めて書きたいと思います。
最後に、私の師匠。


「君はスピードはないけど、落ち着いて行けばすごく正確な射撃ができるのだから、焦らず丁寧に」
と言いつつ、その次には「走って!リロード、早く!」とか言ってくる人ですが(笑)
おかげで射撃精度が上がったと思います。
感謝、感謝です!!(o^-^o)
Posted by 咲良レイ
at 11:00
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