2017年04月25日

危機管理トレーニング

こんにちは、へっぽこ妻です。
先日、田村装備開発さんで「危機管理トレーニング」を受講してきました。
危機管理トレーニングの本も持っているので、その内容に沿った感じのお話なのかなぁと思いきや・・・かなり、かーなーり美味しいお話も多く受講された方はかなりラッキーだったのではないかなと思います。
実際にバスまで購入しちゃってる田村装備さんですから。
実際にみんなで乗車して、座るならどこ?もしバスジャックが起きたらこのバスからどう脱出する?バスジャック犯はまずどこから殺す?なんて具体的にバスの中で聞くことができ、より緊張感がありました。
身近なものですからねーバスって。
意外と何気なく空いた席に座ってしまうことが多いけど、今度からはなるべくこの辺にしよう・・・なんて(o^-^o)

そのトレーニングのとき、受講生の方からの質問を受けての質疑応答のような感じの時間もあったのですが多かったのはやはり「もしテロに遭遇したら?」という質問だったように感じました。
まずテロが起こるとしたらどういった内容のものになる可能性が高いのか。
その場合はどう回避したらよいのかという専門的なお話から、もっと身近な・・・
そう、例えば海外旅行に行った際にテロに巻き込まれたら、もしくは強盗にあったらどうする?というお話も。
色々と回避策もお話していただいたのですが、私は結構海外に行くので、意外と強い分野かもしれないと思ってまして。
ちょっとだけ、自分が思う「海外旅行での危機管理」を書き残しておこうと思います。
まぁ所詮「へっぽこ妻が考える」危機管理ですのであまり信用しすぎないように(笑)
でもそのへっぽこでも今まで通算何年かを海外のあちこちで過ごしてきていますので、一応、参考程度にはなるかも。

まず、一番安全に人生を終えたいのであれば、まぁ無理して知らない土地に行くより日本で過ごしたほうが確率的には絶対安全でしょう。
飛行機が落ちる可能性も、ハイジャックされる可能性も、国内より海外の方が多いでしょうし。

次に「海外に行ってみたい!でも安全に行きたい!」と思うのであれば、お金出してガッチガチのツアーに入った方がいいです。
それこそ、日本の出発空港から添乗員がついて、現地についても日本人の添乗員がいて、ホテルのチェックインもすべて日本人添乗員がやってくれて、観光やお買いものも日本人添乗員が付く。
もちろん出国の際も日本人の添乗員さんが一緒なので、万が一税関でもめても何とか間に入ってくれる。
そんなツアーが良いですね。
自由度はぐんと下がりますが、その分、まとまって行動するので安心感は増します。
あとは個人個人がスリなどに気を付けて貴重品をもちあるくことくらいです。
最低限、それだけは自分で守らなければならないので。
日本人の団体が旗についてぞろぞろ歩き、ある建造物の前で「これは何世紀に作らられた何々で~」と説明され、ほほぅとそれを見ながら一生懸命写メに夢中になってるといつの間にか財布が抜き取られていたりします。

海外旅行はツアーで頼むけど、現地での自由時間があるパターン。
これもよくありますね。
せっかく現地に行ったのだから、海外らしいことをしたい!と思って行き当たりばったりで行ってしまう。
それはちょっと危険度が上がります。
知らない土地を、土地勘もないのに自分勝手に動くというのはとても難しいのです。
アメリカNYなどでも地下鉄少し乗り過ごしただけでスラム街のど真ん中に出たりすることがあります。
そうなったとき、必要以上にビビってしまう方が多く、そういうのはすぐに見抜かれてしまいます。
なので自由行動のあるツアーはある程度事前に日本で行きたいとこをを調べておき、添乗員さんに事前に「ここ、どうですか?行くには何がいいですか?」と交通手段を確認することが大切です。

ツアー代金を安く上げてバックパッカーみたいなことがしたい。
これ、一番ヤバイパターンですね。
バックパッカーだからB&Bみたいな安宿に泊まって、他の国の人と交流がしたいと思う気持ちはわかりますが、バックパッカーの保身力の甘さを見抜かれていて、自分のベッドに置きっぱなしにしていたスマホやiphoneがなくなったとか、PCがなくなったとかよくあります。
あと女性のバックパッカーが珍しいので本人も「私、こんなとこに泊まってて通でしょ」的なツイッターとかフェイスブック、インスタ挙げてる人がいますが、それすぐ場所特定されちゃいますから。
可愛ければレイプ被害にあうこともあります。

じゃぁある程度自由度があり、安全も確保できる海外の楽しみ方ってなんなの、という話しですが。
まずは、簡易ツアーに入ります。
最低限、ホテルが確保されていてホテルへの送迎があるようなツアーです。
そういうツアーのホテルはある程度のランクがあるので、外れはあまりないです。
観光もオプショナルで用意されている者が多いので心配ならそちらで手配してもらうと良いと思います。
ただし中間マージン取られるので自分で頼んだ方が安いのは確実にそうなんですが・・・。
そして、一番大事なのは「ブランド品をもち歩かないこと」です。
パリだのイタリアだの、おしゃれな街でおしゃれして歩くのは良いです。
でも、フィリピンだのタイだのでサングラス、バッグ、アクセサリー、ワンピース、サンダルに至るまですべてブランドものというのは、もう恰好のカモになります。
怪しい人が常にそのバッグ、狙ってますよ。
ひったくり対策として斜め掛けが良いとされていますが、ショルダー紐を切られる被害も出ているので単なる紐ではなくて、こんな風に金属と紐が編み込んであるデザインがおすすめです。
危機管理トレーニング

私もこの手のバッグは持っています。
しかし海外でも普段使いはめったにしません。
廻りをみて、現地の人が良く使ってるような服、バッグ、靴やサンダルを購入します。
なんていうか「日本人だけどこの辺に住んでる在日の人」みたいな感じになるというか・・・。
日本人だろうということはわかっても意外と絡まれないです。現地の人と同じ格好してテケテケ歩いていると。
あとスマホはいじりながら歩きません。
じゃぁこういうバッグはいつ使ってるの、というと、まぁお付き合いでちょっといいレストランに行かなきゃいけない時とか用ですかね。
オシャレをして歩いていると「お金もってそう」に見えるので実際はギリギリしか持ち歩かない主義です。
スマホも、だいたい海外だとお店(カフェやレストラン)にフリーWi-Fiがあるのでそこで繋いでいる人が多いです。
私のように数か月とか滞在するなら、日本のスマホはホテルについたら金庫とかにしまっちゃって、現地でプリぺ式の携帯を買った方が良かったりします。
今は番号だけじゃなくLINEやカカオトークで無料通話ができるじゃないですか。
それってすっごく便利なんですよ。
現地を離れるとき、携帯も手放して番号も変わるけど、LINEなどは世界共通で使えますから。
あとツイッターやフェイスブックも。
数日の滞在ではもったいないかもしれませんが、留学などで数週間いるならコスパによりそれもありですよ^^

また、海外に行こう!と思った時に真っ先に調べるのは外務省の安全ホームページというところで、その国の危険度や渡航規制などが表示されています。
みんなが行ってるアメリカやバリ、タイ、セブなんかは安全・大丈夫だろうと思ってるならば、yahooやグーグル先生で「これから行こうとしている場所 邦人 事件」で検索してみてください。
国や地域によって、どんな事件に日本人が巻き込まれているのかが書かれています。

海外でよくあるのが、物乞いの人にお金を上げてしまったパターン。
これ、良くないです。これを見ていた他の物乞いの人が次々に寄ってきます。
しかし、フィリピン等ではちびっこギャング軍団もいて、取り囲んでお金をせびってきます。
しぶって出さないと、容赦なく腹いせに刺して逃げたりします。
彼らが方々に散って逃げ出した場所は、彼らをかばう人もいてなかなか見つかりません。
なので、そういう時のために「日本こども銀行」とかのお札をダミーで入れておいて、ばらまいてその隙に逃げるとか、コインをなるべくあちこちに放り投げて逃げるという手があります。
タクトレ習っているんですが、そういうので対抗しようと思うのはもう最後の手段。
まずは何はともあれ逃げることです。

で、銃を持ってる国にいき銃で脅された場合・・・脅すということは相手も「できれば殺したくないなぁ」と思っているわけですから(殺して奪うつもりなら最初からやってる)、その時は諦めてお金を渡してください。
社長クラスになると「しょぼいふりをして近づき、銃を奪い反対に制圧する」ということもできますが、一般の方が銃を奪ったとして、その操作方法がわかるかどうか。
そのために、基本的な銃の性能や使い方を学んでおくことはとても有益だと思います。
ただ、実際に使うかどうかは別の話。
また万が一それがモデルガンだった場合、奪った私達は一瞬気づきませんが、相手は当然自分が持っている銃に危険性がないことを知っているので飛びかかってきます。
なので、そういう事態を防ぐためできるだけ戦わない。
無茶な要求をされすぎない限りは、従うほうが安心です。
カードで高い物を買わされたりする例もあるようですが、それは解放されたらすぐにカード会社に電話して止めてください。
なのでカード会社の連絡先とかちゃんと普段から知っておくと便利です。

あとはホテルですね。
私のように航空券もホテルも別々に手配するようなタイプの方は、なるべくホテル周りの状況を事前に調べてみてください。
ネットでググるもよし、ストリートビューで見てみるのもよし。
路地が多かったり、怪しげな看板の多い場所にあるホテルは安いけど、危険度も高くなります。
かといって寝るためだけなのにシェラト〇とかその手のホテルに泊まるのも無駄。
なので、そこそこのホテルをそこそこの値段で見つけるのが良いと思います。
社長はラスベガスの例を出されていましたが、ラスベガスは基本的に安全は地域なんです。
変な人は多いけど^^;
街全体が、犯罪を起こさせないよう努力していますし、ファミリー層も安心して遊べるよう監視カメラの数もハンパないです。
警官も買収されりするような警官はいないと言います。
実際ベガスにも行っていますが、善良な観光客に言いがかりをつけてる警官は観たことがありません。
酔っぱらってほぼ全裸に近い状態とか、噴水や運河に飛び込んじゃう人とか、許可なく営業してる人とか、そういう人は捕まってますが。
なぜラスベガスが安全な場所なのか、語ると長くなるので興味のある方はラスベガス誕生の歴史あたりからちょいと調べてみると面白いと思います。

フリーで動ける醍醐味は「普段ツアーでは組まれてないようなところに行ける」「自分の好きなように計画変更できる」点だと思います。
しかしここで大事なのはある程度の語学力です。
普段ツアーにあまり組み込まれないようなレアな場所は、良くて英語、最悪は現地の言葉しか通じません。
そういうところで交渉ができるかどうか。
タクシーの例を挙げてみますが、タクシー強盗などが心配・・・タクシーに乗って新婚旅行中に殺された人がいたよね。
なんて話もでました。
タクシーは基本的にホテルで呼んでる、もしくはホテル待機のものを利用します。
その場合、タクシー会社やナンバーをドアマンが控えておいてくれます。
また出先でタクシーを拾う時は、大通りで捕まえるよりは観光地やショッピングモールにつけているタクシーを拾う方が良いです。
その場合も、タクシーを斡旋し管理してる人がナンバーを控えてその紙をくれたりします。
自分でそれができる癖をつけておくといいかもしれません。
あとは、メーターがついているタクシーに乗ること。
そうでないタクシーはいわゆる白タクと呼ばれるもので、交渉ですべて決まります。
しかし交渉はあくまで口約束ですから、降りるときに違う金額を要求されたりします。
その時は下りたとき、例えばホテルだったらドアマンに「この人、言ってることが違うんだけどどうしたらいい?」と助けを求めるのが一番です。
モールへ行く場合もそうですね。
もしも勝手に人気のない場所に連れて行かれて「こんだけ欲しい」と交渉された場合はあまり無茶な交渉はせず、ほどほどで折り合いをつけた方が無難です。
結局、タクシーはどこへでも連れて行かれてしまうので、相手のテリトリーで仲間がいるような場所に連れ込まれたらもうどうしようもありません。
乗ってて「何か変な場所だ」と思ったら、その場で降りましょう。

最後に、いきなり日本語で話しかけてくる方には注意しましょう。
「日本人イコールお金持ち」というイメージが強い国もあります。
そういう時、有り金全部擦られる方法があります。
「うちの娘が日本に留学に行くんだ。だから少しだけ日本語教えて」とか「今日、子どものバースデーなんだ!外国のお客さんは珍しいから一緒に祝ってほしい」とか言われたりします。
何故かその人のためのバースデーケーキを買わされたりもして、おうちまで連れて行かれてワイワイしている間に「ポーカーやろうぜ」とはじまります。
私はカジノディーラーですが、怪しいところで絶対にやっちゃいけないゲームはポーカーだと思っています。
かなりがっつりとお金を巻き上げられるので注意が必要です。

あと気を付けてほしいのは、日本では普通に荷物を置いて席を確保し、ファストフードなど注文しきにいきますが超危険行為!!
あと足元にバッグを置いておくのも危険。
スマホやおしゃべりに夢中になってる間になくなっていたという話も聞きます。
電車やバスに乗ってるときにスマホやタブレットをいじってていると、ドアが閉まる寸前に奪われてドアが閉まり、犯人逃走!なんて事件も日常茶飯事だったりします。
基本的にスマホは歩きながらとか、電車やバスの中ではいじらないのが無難です。
そういう場合も、現地の携帯のほうが安全なんですよね。
日本のSONYとかの携帯は価値が高いので。

もっと色々な注意事項があるのですが、いっぺんに書いても覚えられないし私もまとめられていないのでとりあえず第一弾はこんなところです。
ホテルの部屋の中で、貴重品をどこに隠したらいいのか。
好感度の高いチップの置き方。
冷蔵庫がない場合の対処の仕方など、生活感にあふれた内容になりますが^^;
自分の身をテロとかから守るよりも先に、もっと身近な脅威が結構あちこちに潜んでいるということを覚えておいてください(o^-^o)

※あと、ポリスはあまり信用しちゃいけません。
海外ポリスの何割かは、自分のために職権乱用したります。その話もまた次回書きたいなと思っています。




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Posted by 咲良レイ  at 12:00 │Comments(0)タクティカル訓練

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